美食三昧
初めて聞いたのはまだ夏だったと思うが、
老人の休日かよ、と思った、敬老の日だし。
そんなシルバーウィークは、1日年休をくっつけて、
前乗りで南東北めぐりをしてきた。
福島1泊、宮城1泊、山形1泊、新潟1泊、最後に埼玉1泊、
ようやく巣鴨に戻ってきたのだった。
1県1泊となれば移動旅行だったのは言うまでもないが、
しかしどこでも渋滞に巻き込まれることなく、快適なドライブ旅行であった。
テレビで見た渋滞は一体どこの出来事だったのかと思うほどに。
山形から新潟に抜ける間、
日本海沿いの、信号もない国道をひたすら走ったのだけれど、
海に沈む夕日が本当にきれいだった。
関東で生活をしているだけに、
太平洋からのぼる朝日というのはそれなりに見てきたが、
日本海に沈む夕日というのは、そういえば見たことがない。
いや、あるのかもしれないが、印象にない。
とにかく、よかった。
しかし日が落ちた後は、広いとは言い難い、暗い知らない道が、
私の運転を覚束なくさせ、連れの苛立ちを買ったのだったが。
他に行ったところと言えば、
裏磐梯、安達太良、白石、仙台、鳴子、次年子、山寺、湯殿山、
新潟では特に何も見ず、といった具合で、
思い返せば山ばかりだった。
デジカメを持って行ったので風景を写真に納めたが、
時系列で見ない限り、いまいちそれがどこなのかわからないと思う。
よかったのは山形。
そば街道ははずしたが、山寺も湯殿山もよかったし、
何より季節のおかげか、景色がものすごくのどかできもちよかった。
右も左も一面、稲穂。
これぞ休暇、という気分であった。
山形はごはんも美味しかった。
まぁ、どこも美味しかったのだけれど、特によかった。
山形らしいものでコース作ってください、などと適当に頼んだら、
おいしいものが大量に出てきて、飲んだくれる余裕もなかった。
あけびの天ぷらを初めて食べました、おいしかった。
十四代もおいしかった。
いやはや、よい飲み屋さんでした。
連休明けは何だかんだと忙しく、というほどでもないが多少忙しく、
祝日もないごく当たり前の1週間が耐え難く思われる。
まぁ休暇取って散財したら働かないと仕方ない。
雪の頃にまたどこかに行ければいいかな。
倹約しなきゃ。
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