ナマケモノの私
今週は、何だかまぁ、有り体に言えば忙しかった。
いや、忙しいとも言わないか。
ただ、何だか、時間がなかった。
怠け者である。
やるべきことを、これでもかこれでもかと後回しにする。
忘れていたふりをするけれど、本当は忘れてなんかいなくて、
ちくちく心を痛ませる。
なのに、やらない。
できないほど忙しいわけではない。
たとえばそれは、1本電話を入れるだけ、とか、1階2階をもう1往復するだけ、とか、
そんなことであることも多い。
なのに、やらない。
やってしまえばちくちく心を突く不快さを取り払えるのに、やらない。
そういう怠け者なのに、この上更に、
もっと怠け者になりたいと、日々思う。
というか、見るからに怠けているような人に、なりたい。
というか、つまりは、
やるべきことを見極めて、最小の労力で物事をうまくこなせている人に、なりたい。
そういう人は、きっと怠け物に見える。
忙しそうな人には、なりたくないなぁ。
必死なことは、全く悪いことではないけれど、
そうありたくはない、見栄っ張りなのである。
『ゆっくりさよならをとなえる』 川上 弘美
以前も書いた気がするが、小説書きのエッセイを読むには、勇気がいる。
特にすきな作家の場合は、勇気がいる。
エッセイを読んで、あ、すきじゃないな、こういうの、と思ってしまうと、
どんな気に入った小説でも、ついその背景を思ってしまって、
素直に受け取れなくなる、くらいの散漫な気持ちでしか本を読めない身としては、
作家その人が直截に表れやすいエッセイというものは、勇気がいるのである。
それで私は、気になりつつも、本書を手に取ることをずっとためらっていた。
でも、これは、よかったなぁ。
多分、何度も読み返して、ほっとするだろうなぁ、と、そう思った。
似通った心性に触れたとき、気持ち悪さを感じることも往々にあるけれども、
しかし私はやはり、ほっとする。
肯定はときに苦しいものだが、やはり、ほっとするものである。
あ、と思うところとか、あっ、ではなく、あ、ね、
うん、そう、と思うところとか、たくさんあったし、
ほらね、と、おこがましくも人に言って回りたい内容もたくさんあったけれども、
まぁ書かないでおこう。
とりあえず、色んな本のことがちょこちょこ出てきて、
本を読みたいなぁ、と思いました。
そういえば、ここ最近は映画を観ていない。
あぁやっぱり、私ってそんなに映画すきなわけじゃなかったのね。
映画を観るのは体力がいるのだ、本ほど散漫な気持ちで接せられないのだ。
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